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売上6倍の逆転劇

全ての答えは、「2kg 500円」という絶望の中に眠っていた。


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元バス運転手だった一人の青年が、祖母の桃農園を継ぐと決意した時、彼の前には絶望的な現実が広がっていました。


相談者の実家は代々桃農園営んでいましたが、祖母と叔父が桃を育てていましたが、叔父が急死され桃農園の存続が困難な状態に陥りました。祖母の孫にあたる元バス運転手の青年が、大好きな桃、大好きな祖母の農園を守りたいと継ぐ事を決意しました 。

しかし彼の前には「2kgで500円」という絶望的な現実が広がっていました 。


代々、祖母の桃農園では、販売先として卸売市場との取引が主で、お店では2kg@3000円(約5個〜6個)で売られている商品が、2kg@500円で取引されていました。相談者は桃農園を引き継ぎましたが、現実的にこの価格では、生活ができません。


そこで、私どもに相談に来られました。

・祖母の農園を引き継ぎましたが、初めて聞いた低い取引価格。

・農業経験も無く、商売経験の無いので、どうすれば良いかわかりません。

・ビジネスの方法、売上を上げる方法を教えてください。


農業経験、商売経験も無い。2kg@500円の低価格取引。

しかし、私は確信がありました。

・現在、小売店で2kg@3000円で売られている。

・実は、相談者の農園は地域ブランドとしても有名。

であれば、小売店以上の価格にしても「絶対に売れると!」


相談者には「大丈夫です。」と答えました。


そこから、彼と私の、二人三脚の挑戦が始まりました。


「強みの再発見」という我々の神髄


相談者に対し、徹底したヒヤリングを重ね、分かった事がいくつかあります。

1、相談者が引き継いだ農園は、地域ブランド指定されている農園でも中心部。

2、糖度を高くするため、肥料やりから水やりまで、代々続く独自栽培。

3、祖母は健在で、栽培指導をしてくれる。


地元では地域ブランドとして有名でも、相談者独自の強みにならない。

独自栽培といっても、伝わらない。また糖度が高いといっても数値で測ったことはない。


しかし、私は諦めませんでした。「何か、何か絶対に他とは違う点があるはずだ」と、食い下がりました。

あらゆる角度から質問を重ね、彼の言葉に耳を澄ませる。そして、彼がポツリと漏らしたのです。

「そういえば、何故だか分からないんですが、500個に1個だけ、サイズが大きく、とんでもなく美味い桃が出来るのですよ」と。


その瞬間、私は確信しました。「それだ!」と。


ここで、頭に浮かんだ

「奇跡の桃」

これをキーワードに戦略がスタート


【WEB集客の威力を活用】

SNSでのPR(祖母と孫の桃栽培奮闘記)を開始。また、SNSを活用した営業活動を開始。

桃が育つと、消費者がわかりやすく、サイズや糖度を計測し数値で表記。


【桃の販売】

卸売市場との取引は停止し

・農園での直売と自社ECサイトで販売スタート

・奇跡の桃は、事前予約を開始。


これまでとは販売を劇的に変えた結果

・販売を開始してから1週間で全て完売。

・売上は前年比の6倍

・「奇跡の桃」は2個で4320円するものの完売

・訳あり商品は、前年まで0円の価値であったが、2kg@2500円で完売

・購入者の90%がSNSからの来客。

この驚異的な成果を叩き出しました。


これまで行なったのは「セルフブランディング」であり、彼の挑戦はまだ始まったばかり。ブランドの本当の価値を定義するため、私の伴走もまだ続いています。


本対応は一農園の成果ですが、企業規模は関係ありません。

企業規模(生産能力)が高ければ、生産に応じた売上が獲得できます。

売上を作る=生産を最大まで稼働させる事に繋がります。


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