売上6倍の逆転劇
- つながるネット株式会社

- 9月9日
- 読了時間: 3分
全ての答えは、「2kg 500円」という絶望の中に眠っていた。

元バス運転手だった一人の青年が、祖母の桃農園を継ぐと決意した時、彼の前には絶望的な現実が広がっていました。
相談者の実家は代々桃農園営んでいましたが、祖母と叔父が桃を育てていましたが、叔父が急死され桃農園の存続が困難な状態に陥りました。祖母の孫にあたる元バス運転手の青年が、大好きな桃、大好きな祖母の農園を守りたいと継ぐ事を決意しました 。
しかし彼の前には「2kgで500円」という絶望的な現実が広がっていました 。
代々、祖母の桃農園では、販売先として卸売市場との取引が主で、お店では2kg@3000円(約5個〜6個)で売られている商品が、2kg@500円で取引されていました。相談者は桃農園を引き継ぎましたが、現実的にこの価格では、生活ができません。
そこで、私どもに相談に来られました。
・祖母の農園を引き継ぎましたが、初めて聞いた低い取引価格。
・農業経験も無く、商売経験の無いので、どうすれば良いかわかりません。
・ビジネスの方法、売上を上げる方法を教えてください。
農業経験、商売経験も無い。2kg@500円の低価格取引。
しかし、私は確信がありました。
・現在、小売店で2kg@3000円で売られている。
・実は、相談者の農園は地域ブランドとしても有名。
であれば、小売店以上の価格にしても「絶対に売れると!」
相談者には「大丈夫です。」と答えました。
そこから、彼と私の、二人三脚の挑戦が始まりました。
「強みの再発見」という我々の神髄
相談者に対し、徹底したヒヤリングを重ね、分かった事がいくつかあります。
1、相談者が引き継いだ農園は、地域ブランド指定されている農園でも中心部。
2、糖度を高くするため、肥料やりから水やりまで、代々続く独自栽培。
3、祖母は健在で、栽培指導をしてくれる。
地元では地域ブランドとして有名でも、相談者独自の強みにならない。
独自栽培といっても、伝わらない。また糖度が高いといっても数値で測ったことはない。
しかし、私は諦めませんでした。「何か、何か絶対に他とは違う点があるはずだ」と、食い下がりました。
あらゆる角度から質問を重ね、彼の言葉に耳を澄ませる。そして、彼がポツリと漏らしたのです。
「そういえば、何故だか分からないんですが、500個に1個だけ、サイズが大きく、とんでもなく美味い桃が出来るのですよ」と。
その瞬間、私は確信しました。「それだ!」と。
ここで、頭に浮かんだ
「奇跡の桃」
これをキーワードに戦略がスタート
【WEB集客の威力を活用】
SNSでのPR(祖母と孫の桃栽培奮闘記)を開始。また、SNSを活用した営業活動を開始。
桃が育つと、消費者がわかりやすく、サイズや糖度を計測し数値で表記。
【桃の販売】
卸売市場との取引は停止し
・農園での直売と自社ECサイトで販売スタート
・奇跡の桃は、事前予約を開始。
これまでとは販売を劇的に変えた結果
・販売を開始してから1週間で全て完売。
・売上は前年比の6倍
・「奇跡の桃」は2個で4320円するものの完売
・訳あり商品は、前年まで0円の価値であったが、2kg@2500円で完売
・購入者の90%がSNSからの来客。
この驚異的な成果を叩き出しました。
これまで行なったのは「セルフブランディング」であり、彼の挑戦はまだ始まったばかり。ブランドの本当の価値を定義するため、私の伴走もまだ続いています。
本対応は一農園の成果ですが、企業規模は関係ありません。
企業規模(生産能力)が高ければ、生産に応じた売上が獲得できます。
売上を作る=生産を最大まで稼働させる事に繋がります。
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